オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜ああイブラヒム⑭ハティジェvsヒュッレム③
遠征から戻ったイブラヒム
我がハティジェ
二度と会えないと覚悟していた 唯一の恋人に再び会えたー
イブラヒムはなんとか仲を戻したいようですがハティジェは避けます
一人にしてー
しかし一人になるとイブラヒムのことを想って悩みます
一方スレイマンを出迎える妃たち
皇女様は?
お屋敷です 大宰相殿もお戻りなので
誇り高く夫君の元へ?
お前はもだえるがいい 陛下はごひいきの娘を召される
連れてきたの?
宮殿にいた
子供たち!!みんな大きくなってます!!
ミフリマーフもメフメトもすっかり大人に♪
ミフリマーフのお付きであるフィルーゼに?『ただいま』
というスレイマン
ムスタファの子もファトマのお腹の中で大きくなってます
陛下!私の命たる陛下のご帰還
やっとお戻りね これ以上の喜びと幸せはないわ
ーあーあ、またやってるよ
って顔のマヒデブラン笑
マヒデブランも負けずにムスタファの子供のことを報告します
フィルーゼに釘を刺すニギャール
アフィフェはスレイマンのもとへ
いくつか不快な事件が起きました…手紙書いたのに…
ハティジェ皇女様が直接お伝えしたいそうです
…フィルーゼですが
ご所望でしたら今宵の準備をさせます
ヒュッレムとフィルーゼ どちらも帰還後すぐの夜伽の準備にウキウキです
フィルーゼのもとにニギャールが
麗しいこと 誰のためのおめかし?
誰にも言わない 実は前から知ってた
私は何も恐れない 好きに言えばいい
ヒュッレム妃にバレたらお前は終わる
私は運命に従う すべて受け入れるつもり←っていつも言うけど殺されちゃったら何にもならないよね?
久しぶりに陛下の御心に忍び込んだ女人 未来は明るいわ
ただヒュッレム妃さえいなければね
軍配はヒュッレムに!
アフィフェが告げにきたときのヒュッレムの嬉しそうな顔!
一方フィルーゼはがっかり…
仕方ないよ 正妃だから
そういう秩序をスレイマンは守るからね
長い不在をなじるヒュッレム
でも今は私のそばにいる
恋しかったか?
ここでーなんとヒュッレムはスレイマンがフィルーゼに書いた手紙の中身をよみあげます
あの女にそう言ったわね
でもそれは夢よ だまされないで!
あなたの真実は私 真実は私なのよ
ー多分またスレイマンの心は離れましたねー
イブラヒムはハティジェに触れようとしますが拒絶されてるためそれもできず じっとそばにいるだけー
お召しの翌朝
ヒュッレムはとても綺麗なトルコ石?が彫金されているのを見つけます
いいわ 待つわー自分のためのものだと疑わないヒュッレム
ーマヒデブランの時(やられた方)もイザベラの時(やる方)もスレイマンはわかりやすい笑
ここぞとばかりメフメトの入隊式の話を進めるヒュッレム
『兄上が去る前に』とーと情に訴えます
成功!笑
ハティジェがヒュッレムを告発します!スレイマンの帰還を待っていました
そこへハティジェが
お話があります
残って お前と関係することだから
ニギャールの件です
出産を待って処罰するはずだったのに死産後逃走
しかも今はこの後宮にいる
なぜだ?
ヒュッレムに聞いて
後宮に戻した張本人だから
ヒュッレム?!
死んだと聞いた女が助けを求めてきた
だから受け入れた 仕方なかったのよ←嘘です 自分から手を差し伸べました
目の届くところに置けば醜聞が広まらないでしょ 後宮の威信のためにね
広める気だったくせに!
ヒュッレムは例の件を公にすると脅したの!
絶対にしてない←なんでこうシャーシャーと『絶対』とか言えるのかしら!裁判にかけるとか言ってたくせに 恐ろしいです
ムスタファもいた!
お望みなら彼に聞いて
陛下のご判断を待てと言っただけ←嘘です 公にされたくなければどちらか選べと脅しました
もういい!! 2人とも黙れ!!
ヒュッレム!言い訳は通用せぬぞ あの女を後宮に戻すとは!
ーあろうことかまたもやヒュッレム 口ごたえを!!
大宰相は無罪なんでしょ!今も人生を謳歌している
ニギャールだって許されるべきよ!
ー以前も説明したはず!
これはハティジェとイブラヒムの問題だ
私さえ立ち入らぬのにお前ごときが!!
直ちにやめろ!お前たちの無意味で果てしないケンカや騒動には心底ウンザリだ!!後宮は平穏であれ
ーえー!これで終わり?もっと処罰してよスレイマン!!こんなんで終わるからヒュッレムがまたつけ上がる!!
ハティジェにも二度と争いに巻き込まれるなーと言うだけ
不満げなハティジェ
ーそりゃそうです 今度こそヒュッレムを処罰してくれると思ってたのですから 皇族を脅したんですよ?!
遠征後 はじめてのイブラヒムとニギャール
あの女(ヒュッレム)を信じるのか?なぜ舞い戻った?
失うものが?皇女様は子供を奪いました 私たちの子供を
容赦なく殺した
私は死産だと聞いた
信じると?
私の運命は明らかです 生かしてはもらえない
あなたともお別れ←ってとっくに別れてるんだってば!
後宮に戻ったのは最期に会いたかったから
衛兵を私の元に送ってきましたね
あの時分かった まだ愛されてると←ダイェがいたら怒られてるよ!まだそんなことを!って
私は我が子と(単なる)その母を救おうとしたのだ
過ちの全責任は私にある 代償を払わせれば良心が痛む
ーそれだけだ!いいな 絶対に他の理由を探すな!
ヒュッレムとも会います
大宰相 戻ったのね また会えてうれしいわ
イスケンデルに代わりご挨拶を
本人は戻れませんでした 戦地で裁かれて死刑に
まだわかりませんか?
裁判を受けさせるのは私
女の一言で人生が決まる男にしては大胆な発言だこと
私は誰にも許しや慈悲を請うたりしない
弁明は陛下に対してのみ
私の大胆さは陛下から賜ったものだ あなたと同じ
永遠に寵愛は続かないわよ 代わりはいる
大宰相は他にいない
女は大勢います
その中の1人がお妃様の座を揺るがしていますな
ーすっかりイブラヒム優勢です
最後の足掻きでニギャールのことを言い放つヒュッレム
今 皇女様は陛下に処刑の許可を求めてるわ!権力があるなら止めたら!
しかしニギャールは処刑されはしませんでした
皇女様がお前の処遇をお決めになられた
分かりました もはやここまで 早く苦しみを終わらせて
命をお救いくださる だがお前を後宮に置いては置けないとのこと お前を結婚させる!
まさかうれしくないの?
軍政官や宰相しか相手にしないのよーとからかわれるニギャール
例の女は近くにいる
マヒデブランは宮殿にいたと 実際は陛下のご帰還後連れてきたはず
黄金の道を通った者は誰だろうと知らせて!
そこへニギャールが
誰かに嫁がせると
よかったじゃないの
命が助かったのにまだ神に何か頼むの?とスンビュル
死ぬほうがマシ!!
皇女様の嫌がらせです 私を苦しめたいだけ
お前の賢さは大宰相を見たら消えた?
誰に嫁ごうが 私が離婚させてあげる♪
そのあと自由に飛んでいけばいい
たとえば大宰相の心の中とかにね
やっとニッコリするニギャール
ニヤニヤするスンビュル笑
ムスタファはハティジェのことを心配してイブラヒムに頼みます
心配要らぬ 二度と悲しませない
ー父親になるとか
時が来たのだな 私もうれしい
皇統がどう続くのか知らしめよ←マヒデブランと同じことを
なかなかお召しのないフィルーゼ
陛下のお召しはまだ?
思い出させなさい
ご心配なく
ー私は忘れがたい女ですのでー
リュステムを褒めるイブラヒム
陛下はお前に満足されている
いずれ重要な役職を与えよう
私は職務を果たしたまで 陛下にお仕えするのが私の幸せ
ーリュステムはスレイマンにの側から離れたくないようです 野心のためですね
入隊式の準備を進めるヒュッレム
皇太子の姿を見せつけるの!
私は皇太子ではない とメフメト
もう子供じゃない 入隊式は玉座への第一歩
年長者ではなく強く賢い者が玉座につくのよ
ムスタファが兄でも関係ない
時が来たらお前が世界を支配するの
こちらの母親はー
お前がいれば私には天国よ
入隊式のこと ヒュッレムは故意に時期を早めた
お前が弟たちを愛し尊重することは私に喜びをもたらすけど同時に不安になるの
メフメトは儀式後 正式に競争相手になる
ヒュッレムはあらゆることを皇子に吹き込んで お前に敵対させるわ
今の母上のように?
どちらの母親も息子を玉座につけようと必死です
なかなかお召しのないフィルーゼ
やっとスレイマンと見つめ合うことができました♪
入隊式にはみなが揃いました
普通にお祝いを言うギュルフェム
ハティジェも来てくれました
皇女様にも来ていただけて光栄です
お前じゃなく皇子のために来た
あの子はお前ではなく我が一族に属する者よ!
マヒデブランも来てくれました
私に見せ付けたくて頑張ったのよね 見逃せない
いよいよ儀式が始まりー
以前より人が多いしずっと壮麗だわね♪と盛り上がるヒュッレム
バカバカしい 何もかも同じ!とマヒデブラン
いちいちイラつくヒュッレム 自分がまいた種ですね
イブラヒムとのことを聞かれるハティジェ
話す必要もない 口も聞いていない
いけません 大宰相殿には償ってもらわなければ
あの人を見るたび裏切りを思い出す
マニサに行く前の兄弟のお手合わせ
ムスタファが思わず頭突きをしてしまいメフメトが倒れます
するとすごい目で睨むスレイマン
イブラヒムは触れさせてくれないハティジェにとうとう疑問を
いつまで続けるのか?
何日も黙ったままで顔も見てくれない
私への罰か?
なら なぜ離縁を撤回した?
マニサに行くマヒデブランとムスタファをもてなすため皆を招いたイブラヒムとハティジェ
私も招待するべきなのに!
陛下もご臨席とか
陛下のおそばには私がいなきゃ
ー頭痛が フィルーゼを呼んできて
実はその頃!!
やっとのお召しが!!
スレイマン!!
愛の詩を詠むスレイマン
ーヒュッレムは真っ赤な衣装 フィルーゼは真っ白な衣装
対比がおもしろいです♪
ヒュッレムにスレイマンが食事会に行っていないのがバレました
どういうこと?陛下もお出かけだと
陛下はご寝所から出ておられないようです
ならおそばへ
それは不都合があると 女人とお取り込み中…
居ても立ってもいられずご寝所に向かうヒュッレム
するとご寝所からは笑い声が
自分が初めてスレイマンとご寝所で笑い合ったことを思い出し呆然とするヒュッレム
フィルーゼがいないがミフリマーフと一緒だろうと告げるニギャール
それどころではないヒュッレム←いつものヒュッレムだったら怪しんだはずです
1人にしてー
ハティジェの言った『もう若くないー』との言葉を思い出し泣き崩れるヒュッレム
マヒデブランとムスタファ いよいよマニサへ
感慨深げなマヒデブラン
何よ からかいにきたの?
お別れの挨拶に 皇子に同伴することが仕事だもの
初めから行っていればね
いつか戻ってくる!それまで生き長らえなさい
言いたいことを取っておく
今言わないとそんな日は来ない
その傲慢さで自滅する 傲慢すぎて己が見えてない
見送りに来たのに恨み辛みは消えない
仕方ないわね 理由はたくさんある すべて過去の話
マヒデブランに前途あれー
ー邪魔しないところに行くなら優しくなれるようです笑
リュステムはすっかりヒュッレムの右腕となりました
大宰相殿は私の働きを褒め褒美を取らせると仰せでした
何か任務を与えて遠ざける腹かと
陛下と近しいのが気に障るのでしょう
お前は失えない
イスケンデルの死で大勢の人材を失った
ーヒュッレムが教団の黒幕である尊師ことイスケンデルと繋がっていることがわかったら葬れたのにー
イスケンデル殿の処刑で陛下は良心を痛めておられます
処刑をご覧にならず大宰相殿について独り言を
呪っておられました イスケンデル殿と同じ末路をと
そう 朗報だわ
悪巧みはしてますが 例の女のせいで不眠気味のヒュッレム
殿下のための側女の選定ですが 見目麗しく賢い娘を数人選抜しました
決めた娘がいる
あんたにとって一大事が起こったわ メフメト殿下のご寝所に参上するの
ーなんと!フィルーゼがメフメトの側女に選ばれてしまいました
いよいよヒュッレムに正体がバレるフィルーゼ
夜伽をお命じに?
私がお前を選んだ 誰も信用ならない
お前は特別 信用できる
美しくて賢いわ
何より私に忠実だもの♪
殿下のおそばには参れません
無理です 許されません
私がー
陛下の側女です
お探しの女はー
私です
ごひいきの娘はー
私です
お前だったのね
私がお前を連れてきた 手足を縛られ痛ましかった
感謝してます
でも誰が予測したでしょう これは運命のあや
運命だと言うわけ?
裏切りは運命?
フィルーゼを平手打ちするヒュッレム
お前は陰湿な蛇だった よくしてやったのに黙ってた
正直 頭をよぎったわ でも ただの勘だった
息子の所へ送って疑念を払いたかった
最初に告白していればー恥じ入ることもありませんでした
恥を知るのは誇り高き者だけ 媚びる女ではない
黙っているしかなく
今は告白するしかない?!
許しを請う?慈悲を?
お許しは請いません どうにでもしてください
お妃様には逆らえません
私にあるのは 陛下に捧げる愛だけ
お前の愛など誰が構う?
何年も陰に隠れていた卑劣な臆病者だ!殺してやる!!
そこへジハンギルが
さらにアフィフェが
裏切者を連れておいき!好きな所へ隠せ
お前や全世界が反対してもムダ!私が勝った暁には死よりひどい目に遭わせる!
正気の沙汰かい?
大胆不敵にもお妃様の御前へ 知らせてくれればなんとかできた
アフィフェ様 これでいいのです いずれ分かること
一方スンビュル
なんてこと!意表を突かれました
ご命令は?どうしましょう
イブラヒム どうした?
悲痛な様子 悩みがあれば申せ←いつもイブラヒムの様子に気を遣ってくれるスレイマン
ハティジェか?
私のせいで皇女様が悲しみの淵に
苦しみの源はお前だ
ならばー
治療薬もお前だ
ハティジェに笑顔が戻ると信じている
私の唯一の願いです
一瞬で元に戻ると思うな 一度失った信頼を取り戻すのは難しい←違うことについて言ってる?
信念を失うな すべて己のものにしろ
この世ではすべてを受け入れなければ凶事は続く 一歩も前進できぬ
家族のことに専念し休息を取れ
そこへ亡霊のようになったヒュッレムがー
ふらふら現れ スレイマンの目の前で倒れます
ー狙ってる?
フィルーゼ側もヒュッレム側も右往左往
守りきれません!ある朝ナディアのように大部屋に吊るされるかも
必ず阻止する!
フィルーゼの正体は小悪魔ね 気に食わない女だった
ヨイショしてたくせに
知ってたわ 後宮に秘密はないってまだ分からない?
皆 すべてを知ってていずれ暴露される
お妃様にご報告は?
したわ
と言っても とても意地悪なやり方をしたニギャール
側女の選定にかこつけてわざとフィルーゼをヒュッレムに勧めたのです
どういうつもりでそんなことを?!
真実を公にしたかった
なら面と向かってフィルーゼだと言えばいい
報告を怠ったことは?
口実は作れる 悪巧みは得意なくせに
お妃様も疑ってたのよ あの娘は自分を不安にさせる何かがあると
あんたの狙いはなに?
ヒュッレム妃に知られたら地獄を見ることになるよ
私は嫁がされる でもタダでは去らない
何も怖くない皆が私に怯えるがいい
ーいっちゃってるニギャール
やっとフィルーゼ隠しがスレイマンにバレました
後宮の秩序を保てと命じたはず
理由が何であれ 醜悪な計略に加担するな
折を見てご説明するつもりでした
それが今夜お妃様に知られてしまいご存知の事態に
私は任務を果たしているだけです
フィルーゼは陛下の側女 危険にさらすわけにはー
それが問題だ!危険があるのが論外!!
ーって今までのヒュッレムの行状ホントに知らないのかな?ヒュッレムがいる限り危険満載!!
誰であれ 我が妃だろうがそなたの邪魔はできぬ←できちゃいますねー笑
手に負えぬときは私のところに来い!
ーとか言っても行ったら行ったで責任問われるだろうし証拠がなきゃ何にもしてくれないだろうし…理不尽だよスレイマン…
離縁されないのでまだ希望があると思っているイブラヒム
なんとか元に戻すべく団欒の時間に家族旅行を持ちかけるイブラヒム
子供たちは大喜び
しかしハティジェは相手にしません
ハティジェ 全部忘れて抱きしめてくれとは言わん
怒鳴っても罵倒してもいい
でも何か言って欲しい 口を閉ざすな
話すことはない 何を言えというの?
なぜ離縁を撤回した? せめてこの答えをー
知りたいなら言うわ
ヒュッレムよ!あの女の思う壷は避けたかっただけ
許してないし 絶対に許すことはない!!
理由を知って呆然とするイブラヒム
そこへー
ギュルフェムが
お邪魔でしたね
大宰相が出て行くからーえっ?まだ話してるのにって顔のイブラヒム
お許しを 間が悪くて
逆よ いい時に来たわ
彼の前だと弱い女になる 屈しそう
スレイマンの命令でフィルーゼの待遇を慣習通りに
皆もよくお聞き!フィルーゼは陛下のご寵愛を賜り 慣習通り個室に移ることになった
おめでとう♪←フィルーゼはみんなに優しくしていたので祝われます
そこへヒュッレム
この顔は精一杯の強がりでしょうか?!
フィルーゼのことがバレたと聞きハティジェはヒュッレムの元へ
ニギャールに大宰相との情話を聞いていましたわ
ーえっ?そんなことはなしてない!って顔のニギャール笑
フィルーゼにも聞けばいいのに きっと語ってくれるわーハティジェ負けてません
私に言ったわよね
女は勘がいいのに 何年も気づかないなんてお気の毒 熟睡してました?
ー悔しがるヒュッレム
ご自分と一緒にしないで!私は世界皇帝の女よ!
一瞬でも寝てたら 今 生きてないわ
それに今回は不義密通じゃないーこちらも負けてないヒュッレム
子も宿してないしー痛いところを突くヒュッレム
それが慰めになるの?
認めたら?お前の負け!
卑劣な勝利ね 私に対して結託して女まで用意するとは
あんな女 他の側女と同じよ!
陛下と何回同衾しようと真実は変わらない
真実は私なの 私の愛だけ!
人のせいにしないでね
私たちは兄上にあの娘を見せただけ それだけよ
ーある夜宴が催されたでしょ
兄上はそこでお見初めになったの フィルーゼに紫の手巾を
手紙のことも忘れないで あれこそ愛の証明だわ
今や個室まで与えられた 高価な贈り物もたくさんね
ーなんとか反撃に出るヒュッレム
ご自分の夫を調べたら?
認めなさい
愛なんて終わったの←自分にも言ってる?
兄上を求めてもがくほど沈み お前は泥沼にいる
フィルーゼを葬る?
殺せるかも
それでもお前の負けよ なぜかわかる?
だって兄上の心はお前から離れ他の女を愛してるのだもの
ニッコリ♪
ーハティジェの勝ちですね
スレイマンとイブラヒムの関係は?
スレイマンとメフメト かつてのムスタファとのように微笑ましい親子です
兄上が言っていました
新世界に大艦隊で漕ぎ出したいと
お前は?
同感ですが今ではありません
まず西方に進軍すべきです 要地ですから
ウィーンを落とせば我々は無敵になります
しっかりとしているメフメトだけどムスタファを落としてない?
リュステムが様子を見てスレイマンに進言を
陛下にお仕えできるのは我が最大の名誉
ですが現状では継続は困難かと
なぜだ 現状とは?
イスケンデル派は排除の兆し 私もあの方に育てられ恩義を感じるものゆえ いずれ解任かと
誰の決定だ?
大宰相殿です 帝国のための粛清とのこと
そこへイブラヒムが
イスケンデル派の解任が相次いでると聞いた
彼らはイスケンデルの件で私を非難し 帝国内の不満の種に
粛清は解決にならぬ 愛と忠誠を得る方法もあるのに
なぜ争う道を選ぶ?
ー教団問題の時に同じようにスレイマンとイブラヒムは違う方法で接しイブラヒムにわだかまりができました
なぜ?とスレイマンは言いますがこれは生まれの違いでしょう 改宗者のイブラヒムには愛と忠誠の道はないと思われます
私は信頼できる者たちと働きたく存じます
帝国の大宰相を侮辱し陰口を叩く者は不要です
私を嫌っても決断を批判しても構いませんが 職位への不敬は断じて許せません
私は陛下の絶対的代理人 綱紀粛正は必要かと
確かにそうだ 不満を言う者には必要な処置を取れ
だがイスケンデルを解任理由にするのは認めぬぞ
ースレイマンは本当に納得してくれたのでしょうか?
フィルーゼにもう一つの試練が
いいかい よくお聞き
ごひいきとして個室をいただいた意味は大きい
だが何より重要なのは後宮で生き残ることだよ
御子を授かるんだ
特に皇子を産めばお前の立場は盤石だよ 世界があがめる妃になる 後宮を支配する日が来るかも
この言葉を片時も忘れるな
フィルーゼは隠れ蓑としてミフリマーフのお付きでした
何も知らないミフリマーフはフィルーゼを呼びます
どこにいたの?タシュルジャルの手帳♪
ーすっかりフィルーゼを信じ切ってるミフリマーフは恋愛話を
皇女様に申し上げなければならないことがー
ずっとお話ししたくてー
なんとか話そうとするフィルーゼ
しかし!そこへヒュッレムが!
お前は何をしてる!二度と顔を見せるな!私の子に近づくんじゃない!!
彼女はいい人よ 失態くらいでー
いい人じゃない!!
あいつは蛇よ!
陛下のごひいきはフィルーゼだったの!
ハティジェはニギャールを引き込もうとします
お前など旧宮殿に送り結婚まで幽閉してもいい
でもヒュッレムのそばにいなさい
あの女の一挙一動を報告するのよ!
ーなんでみんなこう命令したら言うことを聞くと思ってるんだろう?いつもこう言われた方は裏切る笑
小さい頃からおそばに仕えていたミフリマーフに意に沿わない形でバレてしまったフィルーゼは部屋で泣いています
そこへスレイマンが
スレイマン!
なぜ泣いている
あなたが恋しい 愛があれば何も要らない
ひとりにしないで
もう泣くな 私はここだ そばにいる
その鹿の目に私は夢中なのだ
あなたなしでは暗闇で何も見えないの
今後は常にお前のそばにいる
ーホントにいてよ!!ヒュッレムから守ってあげて!!
なんとかハティジェと寄りを戻そうとするイブラヒム
スレイマンの名を騙りハティジェを呼び出します
その場所はかつて愛の言葉をささやいた所でした
何年も前 ここで初めて想いを交わした
覚えてるか?
忘れっこないわ
私はすべて覚えてるの いいことも悪いことも 忘れられない
昔詠んだ詩を再び耳元でささやくイブラヒム
ペルシャで見つけた指輪だ
伝説によればこの石は深く愛し合いながらも離れ離れの恋人同士の涙で出来てるそうだ
これを身につけた者は彼らの鼓動を感じるらしい
二人の心が嘆きと悲しみの雨からあらゆる恋人たちを守る
と言って指輪をハティジェにはめようとするイブラヒム
しかし
それはハティジェによって拒まれてしまうのでしたー
私は愛の涙で溺れてしまった
どんな心も私を守ってくれないわー
去っていくハティジェ
ヒュッレムはリュステムと組んでなにか企んでます
私のために力を貸して!
ただ危険な仕事よー
ちょうどそこへイブラヒムが
フィルーゼはミフリマーフになんとか思いをわかってもらいたいのですがー
手紙を出したけどミフリマーフの怒りは収まらないようです
今も腹立たしい むしろ失望してる
皇女様は何でも話してくださったのに…←タシュルジャルとの恋話とかね
何よりも母上を傷つけた ズタズタに
あんな母上は初めて
寵愛を賜るのはいい
父上は世界皇帝で後宮のあるじだもの
側女の1人としてなにをしても構わない
でもお前は私たちの懐に入り欺いた
母上に名乗り出ず怖れて隠れた
その失態だけで十分 二度とそばに来ないで 顔も見たくない!!
ーってバレたらすぐに処分されてたんだよ?隠れてたのはハティジェ達の策略だしミフリマーフのお付きにしたのもハティジェ達
ミフリマーフはヒュッレムが今までどんなことをしてきたのか知らないようですー
すっかりスレイマンの愛を失ったヒュッレム 今まであまりにも過信してひどい態度だったしね
一緒に部屋にいてもスレイマンは彫金ばかり
ヒュッレムに話しかけるどころか顔も見ません
私と話すのも嫌なのね
1つだけ聞くわ
あの女を愛してるの?フィルーゼを?
答えずにまた彫金にのめり込むスレイマン
ヒュッレムはテラスに出て一人泣き崩れるのでした
フィルーゼに初めて会うイブラヒム
値踏みするようないやらしい目です笑
ほう、ほう みたいな
今ある命は ハティジェ皇女様とアフィフェのおかげだ
守ってくださった
ーハティジェはヒュッレムを追い落とすためだけどね アフィフェもそれに加担してるだけだし
でも確かにヒュッレムの魔の手から守られて今こうしている
だが危険は去っておらぬ
お前の敵は手強い
些細な失敗が命取りになる もう安全だと気を抜いた瞬間敵の手に落ちる
今後は必ず言いつけ通りにしろ
ーと言ってキラズに今まで以上の警護を命じるのでした
髪1本でも傷つけたら全員斬首する!
ー久々のヒュッレムへの武器ですからイブラヒムも真剣です
イブラヒムの部屋から出た隣はスレイマンのご寝所です
陛下にお会いしたい♪とフィルーゼ
規則がある
お取次を 大丈夫だからーすっかりフィルーゼもスレイマンを虜にしたとちょっとつけあがり始めてます
絶対に無理!今日は木曜日だからー聖なる木曜日ですねーヒュッレム妃がおいでになる
一方 揺れ動いているハティジェ
イブラヒムが遅ければ遅いでウロウロ
会えば顔も見ず話しかけもしないのに…
酒場にいるマトラークチュに会いにいくイブラヒム
まったく怒りは収まらない それに忘れてもくれない
諦めるな
ーそう簡単に許してくれるわけないじゃない 遠征で長らく離れてるうちに忘れてくれるとでも?
忘れようとするとヒュッレムがイヤミを言ったり侮辱したりニギャールを連れてきたり やっぱりヒュッレムひどいわ
リュステムから目を離すな
陛下に私への不満を訴えた イスケンデル派を排除していると
それにヒュッレム妃と話しているのも見た
かわいいかわいいジハンギル
フィルーゼを探してヒュッレムを困らせます
兄弟達もジハンギルを心配します
その一方でリュステムにフィルーゼのことを頼むヒュッレム
ーこの切り替えが怖いです
職務上 ご寝所に出入りできるわね
ある女がいる 名前はフィルーゼ
その者に贈り物をしたい
ーと言ってなにか小瓶を渡しました
新たな登場人物がーエブッスード?!
チョビン宰相がー
大宰相殿がお命じになった任命及び解任の抄録です
ー奏上すべきことがございます
厳しく専断的な判定に商人たちが苦しんでおり宮殿に押しかける始末で
訴えは深刻です
法官殿です
イスタンブールの法官 エブッスード師です
イブラヒムにもエブッスードのことが伝えられます
法官について調べろ
やっぱり頑なハティジェ
ギュルフェムが訪ねてきてます
昨夜は帰宅しなかった 私は朝まで眠れず
目覚めたらこれが枕元に
ー一度は拒んだ指輪です
分かってる!
けど 水に流して身を委ねろと?
嫌よ!そんなに簡単じゃない 決して許さない
うだうだしてるハティジェにギュルフェム
お気の済むまで!
大宰相殿は他の女に慰めを求めましょう
なにを言うの?
お分かりのはず
ご自分で夫君の浮気を招かないでー
出て行け!
言いたいこと言った!とすっきりした顔で退出するギュルフェム