オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜ああイブラヒム⑬ハティジェvsヒュッレム②-1

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遠征前にわざわざ紫の手巾の女に会いに行ったスレイマン
それを見ていたヒュッレム

もちろん行動に出ます
準備は万全なの?

スンビュルが鍋の中に何かをー

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気晴らしにハマムに行くヒュッレム
しかしそこにはマヒデブランが

挨拶くらいしたら?

いたのね 知ってたら来なかった

不機嫌そうね 毎晩悔し泣きしているとか

口は災いの元よ

お前の災いの名前はーナディア
無価値な娘だと言ってたけど陛下の寵愛は深い
遠征前 最後に会われるほどにね

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それが慰めになるの?

これがお前の運命よ 私のように炎に焼かれるの

私は焼かれない なぜかわかる?
私は炎そのものだからよ!!←コレ!ヒュッレムの名言の一つですねー♪

ハティジェは絶対にイブラヒムを許さないと言ってましたが…

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イブラヒムの執務室に入り
贈られた愛の詩や仕草を思い出して考え込むハティジェ

ヒュッレムの命令で…

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スンビュルが鍋に入れていたのは眠り薬でした

護衛や皆が眠りに落ちた頃 スンビュルとギュルシャーはナディアの部屋へ

翌朝 眠り薬で重たい頭を抱えた側女が目覚めるとー

ナディアが首を吊っていましたー

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ナディアを身代わりにしていることを心苦しく思いヒュッレムに名乗り出ようとしていた矢先のフィルーゼ

殺すなら私をー
私のせいだわ

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マヒデブランはすぐさまムスタファに伝えます

ムスタファは久々にファトマと一緒でした

ヒュッレムがナディアを吊るした

証拠は?

お前は皇帝代理よ 陛下の役目を果たすべく必要な対処をして

目撃者だけでは弱い
私が毒を盛られた時でも父上は信じなかった
しかも後宮のことで私に決定権はない

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ハティジェはすぐさまヒュッレムのもとへ

警告したのにまたやったわね

ナディアの件は無関係ですわ あの娘は自殺したの

後宮中が眠り込んでた 特に護衛の者たちがね

変なものを食べたのでは?
というヒュッレムの言葉にニヤリとするギュルシャー

お前の仕業ね!

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ギュルシャーを平手打ちしたハティジェに出ていくように言うヒュッレム

私に命令できない
直ちに事件を調査し兄上に状況を報告して!

証拠はあるの?

必要ないわ 事実を知っていただく
勝利を喜ぶのは早いわ 1人消しても別の女が現れる

一方 イブラヒムー

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ウラマーが失態を

しかしそれは何者かによる罠でした

敵の2倍の軍勢を預けたのに失敗したと?

山道で奇襲に遭いー

お前はこの地に詳しいはずでは?なぜ軍を山道などに?

私は大宰相殿のご命令に従ったまでです
閣下の書簡を携えた伝令が来ました
『山道を行け』と

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イスケンデルだと思う!
私を失敗させ陛下のご寵愛を奪う魂胆だ!

イスケンデルは抜かりない 証拠もなく断罪を?

陰謀には陰謀で返すまでだ

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レイマンにはタブリーズ攻略の知らせがきます

吉報をもたらした褒美を取らせようーと喜んでいるスレイマン

大宰相を祝福しタブリーズで待てと伝えよ

しかしこの伝令は余計なことまでー

大宰相殿は『スルタン』と名乗られています

忠誠心からだったのにー

お前が批判したのは至高の帝国の大宰相
何たる無礼だ 余の絶対的代理人を貶めようとするとは!
この者の首を取れ!

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イブラヒムの活躍は宮殿にまで伝わります

偉大な司令官だと再び証明された
凱旋は近い すぐ会えますとも

ムスタファに言われ満更でもないハティジェ

まだ私を愛しているとー

ギュルフェムとマヒデブランはイブラヒムを取りなします

それは間違いありません
ニギャールとはただの浮気
皇女様 信じてください またお幸せになれます

そこへわざわざヒュッレムが庭で食事をしますわーと挨拶に

その後ろに控える側女たちの中にー

ニギャール再び!!

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ニギャール!!

なぜお前がここに?

私が連れてきました 勝ち誇ったように振る舞うヒュッレム←こういうところムカつきますねー笑

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助けてあげなきゃと私付きにしました 旧知の仲ですから

この女は直ちに去るべきよ
ニギャールは罪を犯し追放処分になったの
いけません 大罪人ですよ

ああそのこと? もう罰は受けた 終わったことよ
それにファトマを忘れた?
私を殺そうとしたのにーまだいる

後宮の運営権は私にある

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いつまで続ける気?私を苦しめて楽しい?

別に恨みはないわ そちらが始めた戦いよ

口を慎め!目の前にいるのは皇族よ 私と戦うのなら我が一族を敵に回すのね

そのつもりはない
私は夫君の真の顔を見せてあげただけ
でもあなたは苦痛を私のせいにした 夫君を許すには言い訳が必要だから

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イブラヒムと私のことは誰にも関係ないわ!特にお前ごときにはね

関心もない

なのにニギャールを?

ニギャールは無実よ 大宰相の過ちだもの←いやーニギャールから誘ってたよねー

彼を裁くまでニギャールは罰せない

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お前が決めるの?

そんなこと言った?陛下のお戻りを待つの
適切なご判断が下るはず

私がニギャールを後宮に置くと?

目にするのも耐えられない?殺そうとまでした
視界に入るたび裏切りを思い出すから←こういうとこちょっとやりすぎよねー弱みを握ったからっていつまでも

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それに怖いのでは?
大宰相がまたあの女に癒しを求めると

さすがにやりすぎですヒュッレム
たまりかねたハティジェはヒュッレムを打とうとしますがー

誰も…あなただろうと
私への狼藉は許さない
過去の私じゃないの 目の前にいるのは側女でも奴隷でもない それを忘れないで! 
陰謀には陰謀を!イブラヒム仕返します

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イスケンデルの部下たちが処刑されました

ペルシャ兵のふりをして金を盗もうとした

あり得ない

もしやお前も共犯か?

私は関係ありません 不名誉な濡れ衣を着せる気ですか
あなたも陛下に弁明すべきでは?

イスケンデル 魂胆はわかっている
私を失敗させてご寵愛を失わせる気だな

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無駄な努力だ 陛下と私の間には誰も入れぬ←ヒュッレムは?イブラヒムちょっと慢心してますねー

このままではお前も同じ運命だ

ウラマーも手を引きます
私は手を引きます 尊師様 対立はおやめを

お前も寝返ったのか
『スルタン』が好きにすればいい
死を招いているとも知らずに

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フズルが帝国に

うれしいものだ 海の獅子に会えるとは

殿下こそ兵士と民の心をつかまれた
どこに行っても賞賛と敬意をもって語られています

ムスタファ立派になってますね!

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我々は新世界に漕ぎ出すべきか?

我々に敵わぬ異教徒は大海の先に向かい富を得ています

なぜスペイン人の好きにさせる? 
我々は四方に帝国旗をはためかせなければ

我が意も同じです

我々は地平線の支配者だぞ 祖先に続かねば
私からも父上に話す
大宰相も同じ考えだ

みんなわかってるのにねースレイマンだけ…