オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜ああイブラヒム⑮ハティジェvsヒュッレム④
せっかく仲直りしたのにイブラヒムとハティジェの間にまたもや暗雲が
リュステムが陛下に奏上した
あの男は帝都に必要だと 昇進を撤回するよう命じられた
この件にはあまりこだわらない方がいい
なぜ気にする?お馬番だろう
ーイブラヒムも鷹匠だったから気になっている?
私の勘だ 今まで外れたことがない
蛇の頭は小さいうちに潰さねば
毒を吐くようになれば害悪を及ぼそう とりわけ陛下にな
ーヒュッレムのことで懲りてますからね笑
イブラヒムに毒を吹き込むニギャール
あなたの娘を産みました でも殺された
皇女様が殺めました
あなたの御子であり命と心のカケラでした
子殺しの女をお抱きとは残念です
よく触れられますね あの顔を平気でご覧に?
手は血で染まってる!
死産だったのだ…
スレイマンや妃たちを招いての食事会
ニコニコしてるのはハティジェだけ
ヒュッレムのイヤミにもニコニコ
場が停滞するとすかさずハティジェにプレゼントを贈るイブラヒム
ヒュッレムの顔 笑
リュステムを取り込もうとするニギャール
大宰相殿はあんたを追い出す気よ
知っての通り私も同じ 後宮にいられない
でも私たちが手を組めば対抗できるわ
ギュルフェムはハティジェとイブラヒムの仲直りを心から喜んでます
そこへヒュッレムが
祝福しますわ すてきな小芝居でした
今後私たちの幸せは誰にも壊せない
お前ほどの大ボラ吹きはいない
陛下のお心に愛の印を押したと
ギュルフェムも力添え フィルーゼが現れるまでそう思ってました
あの女はすぐ消える
無価値な女のために私に対抗する者は性悪
お前以上の性悪はいない 何人を葬った?
皇女様 真の性悪は無垢な赤子の命を奪うこと
あなたはニギャールの子を殺した!
世界一の美女だとか
これで世界一?とミフリマーフ
母上の美貌には到底及ばない そうでしょ?
そうだな と嬉しそうなスレイマン
ー実際にはヒュッレムは美人というほどではなかったようですが
とりあえずお食事会は成功
すっかり幸せに浸り切ってるハティジェ
しかしニギャールの毒が回っているイブラヒムはー
私の娘の死は?
疑念を抱いたまま生きたくない 本当のことを話せ
ーってなにその命令口調!
話してくれ 殺したのか?殺せと命じたのか?
私は何もしていない 前にも言ったわ 死産だった
ーこの女の子はだれ?!!
ニギャールの子は生きていました!!
相談できるのはギュルフェムだけです
死産だったと答えたけど信じたかどうか
真実をお話ししては?
イブラヒムが子供が生きていると知ったら絶対に捜す
ー生きてました!!やっぱりハティジェは子供を殺すなどということは出来なかったのです!!なのにヒュッレムやニギャールときたら!
もう同じ目に遭うのは嫌
知るのは私たちだけ
産婆や乳母をお忘れでは?秘密は皆で抱え込めません
子供は屋敷に迎えない
イブラヒムは子供のために家を建て家庭を築く
私たちとは別の離れた所に
耐えられないわ
イブラヒムの家庭は一つ 2人の子供と私よ!
エブッスードとスレイマンの間も近くー
一方エブッスードが気になるスレイマンは裁判を隠れて傍聴しに
すっかり感銘を受けました
ミフリマーフの出現でヒュッレム同行になった感のある子供たちとの遠征後初のお出かけ
本当ならフィルーゼ同行の話でしたがー
すっかりウキウキで旅行の準備をするヒュッレム
そこへスンビュルがー
陛下はジハンギル殿下だけご準備をするようにと
どういうこと?私は?あとは誰が?
ーフィルーゼがまいります
エブッスードのことについて話すイブラヒムとスレイマン
法を見直したいのだ 改革と刷新の時期だと思う 師も同じ考えだ
未来の秩序を構築する革新であるべきかと
エブッスード師は知恵と経験の宝庫
しかし師は慣習法よりイスラム法を尊重します 均衡を保つのが肝要です
イスラム法が最優先だ それを忘れるな
ーこの辺りでもイブラヒムとスレイマンの確執が?
ミフリマーフがフィルーゼの敵として際立つ動きを
ジハンギルは行かせない!私といるの!
ミフリマーフはスレイマンに反発を
狩猟の館に行きたくない
私は行かない
フィルーゼも行くとか いいえ どこだろうとお連れになって
でも私は母上が一緒じゃなきゃ行かない
この旅行のことで言い合うメフメトとミフリマーフ
私の前だと忘れた?ケンカはおやめ
たとえ私のためでもよ 分かった?
お父上に無礼を働くとは 理由が何でもダメ
お前の父親は皇帝なの それを忘れないで
すぐ謝れば許されるわーすっかりなめられてるスレイマン笑
彼女が何を?誰も教えてくれない とメフメト
父上のごひいきなの!
そこへスンビュルが 陛下はフィルーゼをお連れしないことに
作戦成功ね♪ーああすっかり嫌な子にミフリマーフ
フィルーゼはハティジェにご報告
おそらくあの方が反対を
兄上は娘のためなら世界すら破壊する
仲良くして!
私はお好きなのです いつかきっとお許しが
フィルーゼとミフリマーフの仲がこじれたのはハティジェのせいだよ!
ヒュッレムの行動は思ったより慎重だわ
感情を抑えてる でもカッとなれば過ちを犯す
方法は一つ
兄上が木曜の夜を共に過ごすのは寵妃だけ
この慣習を一度でもお前が破らせたら
ヒュッレムは終わりよ
スレイマンは狩猟の館に 再びヒュッレムが動きます
まずアフィフェを排除する
アフィフェのもとに皇女様の使いが
残るは一人 ニギャール
一番危険なのが彼女です 前回は邪魔しました 絶対に信用できません
私に任せて
ヒュッレムはニギャールを逆にフィルーゼとの対決の場に連れて行きます
アフィフェはハティジェ皇女様のお屋敷に
陛下は狩猟の館
キラズは洗濯室で手足を縛られた状態
ニギャールはここにいる
お前を守る人間は1人もいないわ
私を殺すと?
『もう一度命を狙うことがあれば 対処せざるを得ない』と
今がその時よ!
私が自殺したなんて誰も信じない 陛下が代償を払わせますわ!
たとえそうだろうがお前は見られない!
手下に命じてフィルーゼの首を輪をかけさせるヒュッレム
お屋敷に行ったアフィフェ
おそれながら皇女様のご命令では?
私が呼んだと?
ハッ!!フィルーゼ!!
フィルーゼが殺されてしまう!!急がなきゃ!!
ハティジェがヒュッレムの所に乗り込んできます
フィルーゼは?
彼女の身に何かあればお前の責任とみなすわ
私は無関係よ まさか行方不明?
脅迫はおやめに
三日天下の娘のために無礼は許さない
三日天下どころか兄上のごひいきよ
あんな女最初から存在していない
お前の愛を潰したわ
そんな女はいないと言ったはず この世にはね
殺したのね?そうでしょう 兄上に知らせるわ
ご寵愛の娘をお捜しになる
ヒュッレムとフィルーゼの取引
ーフィルーゼはそのままの場所に座り込んでいました
どうしたの?ヒュッレムは何を?
ーペルシャのみじめな小蛇
今は生かしてやる なぜかわかる?
お前の命などに価値はない 好きな時に奪えるわ
これは強い薬よ ほんの数滴で心臓は破裂
これを私は持ち歩いている
自分に約束したの
もし陛下を 私の心の皇帝を失ったらこれで命を絶つと
愛が存在理由だからよ!
私の愛はお前を消滅させる それを見届けな
殺さなかったことを後悔しますわ
その自信があるなら取引しましょう
いずれどちらかが負ける
その日が来て負けたのが私ならこの毒を飲む
お前は?
ためらいもなく
ーこうしてヒュッレムとフィルーゼは取引をしたのです
どちらが陛下の愛を勝ち取るか
女と女の戦いなのでハティジェには何も話しませんでした
ー話しとけばいいのに
何か隠してます
脅されたのよ それで黙ってる
真実を調べて!
母上 ご機嫌ねーフィルーゼを懲らしめたからですね
フィルーゼを追放?ーあんなに仲良かったのに逆にヒュッレムを煽るような立場を取るミフリマーフ 嫌な子です
関わるなと言ったはず
ー娘がこんなくだらない?問題に関わるのは気に入らないヒュッレム
アフィフェに公正を説くヒュッレム アフィフェどうなる?
ハティジェはイブラヒムに報告を
ヒュッレムが恫喝したのよ 今にも殺される
もう関わらないでくださいーイブラヒムもヒュッレム同様です
昨夜のことで陛下を煩わせたくないアフィフェはヒュッレムのもとに
私はフィルーゼを守るために万全の対策を講じねばなりません
誰に対しても公正でいたいのです
公正?
それはどんな正義?
宮殿に来た時私は一人だったーマリアがいたよねー
孤立無援よーマリア すっかり忘れ去られてるよ
全員が敵だったー自業自得だったよねー
大宰相や皇女様ー皇女様とは仲良かったはず
亡き母后様 マヒデブラン 全員よーマヒデブランは仕方ないよね 母后様は公平だったよ
追放もされ 罰も受けたー理由がありました
何度死にかけたか
皆が私をこう呼んだ
冷血女 魔女 妖術使い 毒婦
でも私への仕打ちには口をつぐみ 誰一人語らないーだったら自分のしたことは?
フィルーゼは皆を味方につけたー確かにヒュッレムへの対抗馬ってのもあるけどいい子だからねー
皆が結束してあの者を守り私の懐に忍び込ませて私を笑い者にした
これが公正なの?アフィフェ
わからなくもない 皆 私とは因縁がある
でもお前はなぜ敵対する?
私の後宮出納官でしょ
私はスレイマン皇帝の正妃 皇族に5人の子を授けた
その私が側女に劣ると言うの?
ひいきしろとか 黙認しろとか言わない
お前を侮辱するような命令もしない
ただ公正でいて
お前が言う正義があるなら私にも適用してほしい
ーアフィフェ ヒュッレムにほだされないでよ!!自分にいいようにしか言ってないよ!
昨夜のことを話した?
お妃様に挑むとはよほどの勇者か愚か者ね
私とお妃様との問題なのでー
何か考えが?
あるわ どうなるか見てて
狩猟の館のスレイマンとメフメト
スレイマンはムスタファの時と同じように大きくなった息子に対し敵対しうる感情を抱きます
お前の誕生の時夢を見た
部屋に入ると暗くて何も見えなかった ロウソクを灯そうとすると光がさした
月光の如く出現し玉座を照らしていた
目を凝らすとお前の姿が見えた
玉座の上で眠っていた
イブラヒムはフランス大使と交渉中です
お望みの情報をついに入手できました
国内外の要人は1人も漏らさず調べ上げました
全員の重要情報がこちらに集約されています
これは何のためですか?
誰と懇意にすべきか知りたい
イブラヒムが去るから
私が決める
あの者がいては落ち着けない
フランスは耐えられませぬ
スペイン王に唯一抵抗する我が国が屈すれば全キリスト教世界が貴国の敵に
陸海軍の支援を
戻ってきたスレイマンにすぐさま謝りに行くミフリマーフ
許して 悪気はなかったのー作戦とか言ってたくせに!
母上がお嘆きだったから
私の勝手な振る舞いを母上はお怒りにーヒュッレムをいい母親だと印象付けてます
結局は娘に甘いスレイマン
エブッスードがスレイマンのもとに
フランス大使との面会を報告するイブラヒムなんてそっちのけ
あとで聞く 下がれ
ハティジェを訪ねるヒュッレム 目論見があってです
その時産婆がいたのをめざとく見つけるスンビュル
何の用?
フーリジハン様がご病気で…
医女でもないのに?
スンビュル もうおよし!
スンビュルはハティジェにカマかけます
ご令嬢 どうぞお大事に
何のこと?
フーリジハン様がご病気だと
どういうこと?
ヒュッレムも気づいた?
ハティジェはヒュッレムが来る前ギュルフェムと相談を
養子に出せば少なくとも両親は揃う
よいお考えですが誰に?信頼できる者が?
またもやヒュッレムのハティジェに対する嫌がらせが!!
ヒュッレムの目論見とはー
皇女様の愛する夫君は未練を残し あの者を忘れてません
お疑いなら後宮に行かれたら?
ウソよ
密会の場にして人目を忍んで会ってる
今そこにいるはず ご自分の目でご覧になってー
何の用だ?とイブラヒム
ー密会なんてしてません ニギャールに呼び出されたようです
ヒュッレムに付くのは得策か?
あの方は私たちの復縁を望み私をここへーハティジェに見せるためのワナです それに利用されてるだけのニギャール
私も心からそう願ってやみません
お前は主人のもとへ帰れ
私がどんな目にあったか 全てあなた様の責任ですーすべてじゃないよねー
私は何も求めず 不平も言わず 命懸けで愛しました
すべて受け入れました
お前が妊娠したことを隠すからこんな結果に
私は何があろうとお前と子供を守った
でもこの通りだ
しかもお前を売ったヒュッレム妃に仕えるとは
あなた様は?
子を殺めた女と…
だまれ!
皇女様は赤子を殺めるほど残酷な方ではない!!
私の罪は何です?私への愛は?
ー戻ってきたハティジェ
やめたわ 行けなかった
前は潔白だった?浮気はぬれぎぬ?
二度目もあるかも
許しも請わず悔いもしない
怖かったの 二人を見ることが
ぶざまね 落ちたものだわ 誇りも失った
おやめになって ヒュッレムのおもうつぼ
傷つけ動揺させたいのです
見事だわ
殺されかけたフィルーゼ いよいよ動きますか?
狩猟の館から戻ったスレイマン
部屋に篭りきりのフィルーゼに会いにきます
戻ってくださっただけで十分です
フィルーゼを抱きしめるスレイマン
ー首のあざに気がつきます
これは?何があった?
ースレイマンが来るとわかってわざと首のスカーフを外したフィルーゼ
やりますね!
手応えは?
もう一度大宰相殿の気を引けと?
脈はあります
私に未練がおありです
ーニギャールおかしい?!
あらゆる手管を弄してもう一度悩殺しなさい
そこへスレイマン
木曜の夜だもの 共に過ごすのが待ち遠しい♪
準備しておくわね♪
ウキウキで準備するヒュッレム
皇女様に動きは?どうしたのかしら
まあいいわ 今夜の私は上機嫌だから♪
着飾ってご寝所に向かうヒュッレム
しかし!!
陛下は女人とお過ごしですーと止められます
部屋の中では指輪の出来上がりが待ち遠しいフィルーゼ
愛の証を指をはめるのが楽しみ♪
女人って誰よ!
フィルーゼ様です…
ガーン!!
フィルーゼとの取引に負けたヒュッレム
ヒュッレムから贈られた鏡がスレイマンの心を揺さぶりますー
ヒュッレムはショックで魂が抜けたように歩きます
自分の部屋に戻ってきたヒュッレム
毒を飲もうとします
しかしアフィフェが!やっぱりほだされちゃったみたい
そこへー
アフィフェが現れてヒュッレムを抱きしめます
なんてことを!自害しようなどと 5人の御子様を置いていかれるつもりですか? お気を確かに!我が妃よ!私がおります
ーあーあこの間ので説得されちゃったよアフィフェ
ダイェもそうだったしヒュッレムはホント話術が巧みなのよ
フィルーゼに約束の件を持ち出されます
ご自身が愛と呼ぶものを失ったら毒を飲むとー
正しいわ そう言った
木曜の夜は私のもの 愛が消え去った証拠です
そのとおり 木曜の夜を奪われたらお前の勝ちを認めた
奪いました
私を騙せると?部屋に帰されたくせに
ーアフィフェが告げ口を!
傷つかれることはありません 陛下はフィルーゼをお泊めになりませんでした 夜伽はなかった お妃様が戻られた後フィルーゼもおかえしにー
やっぱりあの鏡が効いたわね!
それでも昨夜陛下に呼ばれたのはお妃様ではなく私です
重要なのはご寝所に泊まることよ
木曜の夜は今後もありますー
ーアフィフェめ!!
木曜の夜のことは何もなかったかのようにスレイマンの元に現れたヒュッレム
ー大人になりました 今までだったら喚き立ててさらに嫌われたのに
宗教寄進をしたい 大きな救貧院を作るの
ースレイマンが予算を計上しようと言うと
いらないわ すべて私の財産で行う
ーってどれだけもらってるのでしょう?お妃としての公金もあるだろうしスレイマンからの贈り物もあるだろうし
散財した時のマヒデブランとは大違いです泣
ーこれで要人の奥様たちと仲良くなれます
イブラヒムはニギャールに頼まれた通りにリュステムと結婚させることに
厄介払いができるのでハティジェもニコニコです
納得できないのはリュステムだけ
お前の仕業か?
まさか私も初耳よーウソ
阻止して欲しいの?私との結婚は嫌?
大宰相殿はあんたを
皇女様は私を排除したいの
2人まとめて消す気だわ
そうはいくか
ハティジェはヒュッレムのもとへ
全部お見通しよ
哀れなニギャールを使って夫に罠を仕掛けたわね
私は彼を完全に信頼している
お前の卑劣なゲームには付き合わない
ニギャールはリュステムと結婚する
スンビュルにも会いました
最近の態度は気に入らないわ
夫も不愉快と
私は命令に従う身です 逆らえません
道を誤るな!
そんなしおらしい態度をしたかと思えばすぐに前回ハティジェの屋敷で会った乳母を尾行するスンビュル
ハティジェに先手を打たれたヒュッレムはイライラ
ニギャールがリュステムに嫁ぐ
連中は一石二鳥を狙ってる
しかしスンビュルが重大な報告を!
まさに激震が走る新事実です!!
ヒュッレムがニギャールの子を見つけ出し自分の元に匿います
リュステムの結婚がニギャールの企みだと知ったヒュッレムはニギャールを呼び出します
大宰相にまだ愛されてると?
リュステムに迫ったのは知ってる
彼との結婚を手札にお前は強くなり敵の懐に近づける
どうやったの?
大宰相殿にリュステム殿に嫁がせてと頼んだだけです
返事がなかったので嫉妬だと思いました
私の結婚など許さないとー
思い違いね 笑
手札を手に入れたヒュッレムはイブラヒムを脅します ついこの間毒を飲もうとしたのに
陛下はお部屋に フィルーゼはおりません
ーからかうイブラヒム
素敵な情報をどうも
ニギャールはいるわ 結婚させれば排除できる
また偽装結婚?また離縁させて囲うと?
お妃様には関係ないこと
ー相変わらずニギャールの子のことを持ち出してくるヒュッレム
誰がなんと言おうが 皇女様は赤子の命を奪ったりせぬ!
しかしもうすでにニギャールの子供を手に入れているヒュッレム
まったく同感よー今までとはガラッと変わりました
そんなに残酷じゃない
その場合残る可能性は2つ
本当に死罪だったか もしくはどこかで生きてるか♪
イブラヒムに疑念を植え付けました!
考え込んでるイブラヒム
ヒュッレムの言葉が効いてます
ずっと気にかかってることがー
ギュルフェムを呼び出しました
ある噂が宮殿内でささやかれてる
それによればニギャールが産んだ子供は 私の子供は
死産ではない
皇女様が殺させたと
そんな噂を信じてはなりません
虫も殺せぬお方が赤子の命を奪うでしょうか
赤子は死産で埋葬されました
ならば墓がある!
ヒュッレムのいない隙にジハンギルがスレイマンの部屋に
フィルーゼも一緒です
ジハンギルはフィルーゼが大好きです
お母様はお前が嫌いだって
悲しそうな顔をするフィルーゼ
すかさずスレイマンが慰めます
ギュルフェムに聞いた場所で我が子の墓を探すイブラヒム
ありました!中には何も!
ー私の子は生きている!!
皇子の心を掴んだな
陛下の鼓動が息づくお命はこの上なきもの
おそばにおいていただくだけで十分です
そこへミフリマーフがジハンギルを連れ戻しにきます
どうやらヒュッレムに頼まれたからではなく自ら行ったようです
自分の子供が生きていると知りヒュッレムを呼び出すイブラヒム
早速呼んだわね
私の子は?生きてますね?
生きているわ
母親似よ 私だけが知る場所に
私に渡してください!
どうか娘を私に
もちろん渡すわ
ただ…
フィルーゼよ
フィルーゼを追放して!
二度と戻れないようにすれば娘に会わせる
フィルーゼはミフリマーフが口も聞いてくれないことを訴え自分がスレイマンを独占しているのが間違えだと嘆きます
願いは一つ
御子を産むことー
スレイマンもそんな気持ちが嬉しいようです
また愛の詩をー
幼子だろう!
計略の道具に使うな!
フィルーゼは皇女様が送り込んだ私への刺客
あんたもあの女の庇護者
あんたたち夫婦はご寝所に口を出さず己の悩みに専念したら?
黙って従え!
フィルーゼは追放する!手を下すのはあんたよ!!
別の我が子を抱きしめて眠っているハティジェの姿を朝まで見つめながらイブラヒムは何事か考えてますー
子供を巡ってまたもやあらそうイブラヒムとハティジェ
ー翌朝
ハティジェをじっと見つめ動かないイブラヒム
耐えきれずに話しかけるハティジェ
我が子の埋葬をお命じに?墓を見つけた
生きているのか?
死産だったということを再び口にするハティジェ
ウソをつくな!!
もうやめてくれ!!
リュステムはニギャールと結婚させられたことが不満です
私にも自尊心が
不貞関係は誰もが知るところ 私が笑い者に
ヒュッレムは取り合いません
子供は生存を?
大宰相にはフィルーゼ追放が返す条件だと
子供は思いもよらぬ場所に隠したー後宮にね
ムスタファ皇子の近況は?
一挙一動知りたい!引きずり下ろしてやる!!←マヒデブランだけでなくすっかりムスタファも敵になってしまいました
大宰相殿が許しませぬ ムスタファ様が湖なら大宰相殿は川
川を遮断せねば湖は干上がりませぬ
墓のことは誰かの入れ知恵?
ずっと隠してたのか?私の子供だぞ!私の命や血の一部なのだ
殺すべき命を生かした!殺せなかった
それを責めるの?
すべては私の責任だ!
赤子に罪はない!それでも人間か?
ーだからー殺せなかったって言ってるじゃない!ハティジェはずーっと悩んでたんだよ!自分が一番悪いのにきちんと謝りもしないで許されたってのにひどい言い方!!
それにしても背の高い二人がテーブルの端と端から立ち上がってぶつかり合うって迫力ありますねー
どうしろというの?屋敷で暮らす?
ニギャールも呼んで皆でのんびり暮らすわけ?
私を非難しないで!私はあなたにもニギャールにも赤子にも公正に対処したー過分なほどにね
子供に会いたいなら居場所を教える…
あなたのせい?
私が口を滑らせたことが?
墓を問われ仕方なかったのです
なぜ突然疑い始めたの?←ヒュッレムのせいです
よもや掘り起こすとは
ともあれ大宰相殿はご存知です
あの子はダメ 屋敷には迎えない
大宰相殿は娘に家をあてがいます
別の家庭ができますが耐えられますか?
何が言いたいの?屋敷に迎えろと?
子供はいませんでした ヒュッレムの言いなりになるしかないのか?!
皇女様から伺った場所にはいない
ヒュッレム妃には多数の土地屋敷がーその1つにいる
どこだ? とスンビュルを呼び出し聞きます
一体なんのことですか?
大宰相の子をさらったろう?
首が肩の上に乗っていてほしいならウソをつくな
私の子はどこだ?
私は何も存じません
言うんだ!!言え!!私の子はどこだ!!ー首を締め上げるイブラヒム
そこへヒュッレムが
提案したでしょ?返事は私に言って
フィルーゼはミフリマーフとなんとか仲直りしたいです
ちょうどそこへタシュルジャルからの手紙がー
よく顔を出せるわね 出てお行き
皇女様 手短に済ませますので
母上の敵は私の敵だから
敵ではありません 決して皇女様の敵では
何年も礼を尽くしてお仕えしました
皇女様はお心を開いてくださいました 私を信じ愛してくださいました
私が誠心誠意お仕えしたからです
皇女様のお心が愛のために脈打つように私の心も脈打っています
どうかご理解をー
母子の束の間の出会い
明日が結婚式のニギャール 寝付かれずにいます
そこへ
一人の女の子がー
誰の子? 慌てて飛んできたスンビュルに問いただします
スンビュルは適当に取り繕います
ニギャール頼むから内密にー
あんたは結婚式 私は葬式
板挟み状態なのよ!大宰相殿と皇女様の!←ヒュッレムの間違え?
名前は?
カデルよー
ヒュッレムは政治的にも自分の力を広めようとしています
高官の奥方を招待した
臨席を望むのはミフリマーフだけ
エブッスードの快進撃
エブッスードの重用は他の軍法官の反発を買います
陛下のご判断であるー
またほかの宰相たちにも受け入れられません
一方ヒュッレムも高官の奥方を味方に
お招きの理由をご存じ?
美しい方よね 陛下を魔術でたぶらかす必要はなさそう
魔女には見えない
母后様は崩御されマヒデブラン妃は地方へ
敵なしだわ
よく来てくれました
宗教寄進を行いたいのです
すべて私の財産で行います みなさんには私の名を冠したワクフの運営に貢献してほしいのです
ー頭いいですねーワクフによって後世まで名が残る上に高官たちを操ることもできて一石二鳥です
そこへ!
呼んでなかったハティジェが!
スレイマンとイブラヒム
法改正のことやフランスとの交渉のことなど政治的な会話を
やはりイブラヒムはスレイマンの右腕としてとても優秀です
一方スレイマンはすぐにイブラヒムの悩みに気づいてあげるーいい関係です♪
どういうつもり?自分は母后だとでも?
善行をするのに母后になる必要があるとは
お前の善行など1つもない!これも自分のためでしょ!絶対よ!!←感の鋭いハティジェ 正解です
なぜ後宮に?ニギャールが結婚するから?
そこへニギャールがお別れの挨拶に
リュステムに嫁いだニギャール
最初からすれ違いです
何を考えてるの?
娘には会った?
家はもぬけのから
ヒュッレムだ フィルーゼを追放すれば返すと
またヒュッレム!というようなハティジェの顔
エブッスードがイブラヒムの屋敷に訪ねてきて庭の彫像を見ました
あなたも偶像と?
大宰相殿が彫像の前にひざまづいて祈っているなら別ですが私にとっては石でしかありません
それを聞いてとても喜ぶイブラヒム いい笑顔です
向こうで話そう 老師よ
スレイマンを巡って一方的にイブラヒムが敵視してただけのようです
翌朝のニギャール
おはよう 朝食を用意したの
…好きな人がいるのね
その時リュステムの脳裏に浮かんだのはミフリマーフ!!
そんな女はいない
運命じゃない 大宰相の嫌がらせだ
イブラヒムの博識さに感銘を受けるエブッスード
閣下を知るにつれ早くお会いしたかったと悔やむばかりで
私も同じだ 法官殿
いい感じです♪
フィルーゼと会ってるとか 甘い顔はダメよ
メフメトがクララと一緒にいるところにヒュッレムとミフリマーフが
息子の行動を把握したいだけ
子供扱いはもうおやめください
生意気になってきたメフメトにヒュッレムが
私が生きている限り変わらぬことが1つ
私の味方でいなさい 絶対逆らうな
私に反抗しないこと!わかった? 誰のためでもーいいわね?
ミフリマーフは?
よろしい
すっかり貫禄ですねー先にマヒデブランを見てるせいかきちんと子供たちを制してます
フランスとの交渉はまだ続いてます
ベネチアはカールと同盟を結びました このままではベネチアは我らの敵
貴国とフランスで遠征を イタリアは手薄です
我々と軍事同盟を結ぶというのか?
通商協定なら?
ーこの時もイブラヒムの理解力などやはり有能さを感じさせます
高官の奥方を招いたの 皆さんワクフに貢献してくれると
ワクフのために代理人を任命しなきゃ
リュステムがいいわ
リュステムは将来有望な人物だ
でも大宰相殿はニギャールと結婚させた
あなたから遠ざけたいのよ
イスケンデルは処刑 私も追放されそう←フィルーゼの追放を画策してるくせにいけシャーシャーと
ヒュッレム!!
皇女様を裏切り『スルタン』と名乗り ムスタファを皇帝にしようと画策してる 悪行は数えきれない←ヒュッレムの方がひどいです イブラヒムのはほとんどがヒュッレムの捏造ですがヒュッレムのは本当です
他の人間なら首をはねられてる
ーお前が他の人間ならどうなっていると?
よく言ってくれました!スレイマン!!でももっときちんと怒ってよ!!このあたりで止めちゃうからヒュッレムはどんどん増長する!
マニサではムスタファに皇子が生まれました♪
フランスとの交渉をスレイマンに報告するイブラヒム
ご先祖の悲願だったロードス島とベオグラード同様
陛下はイタリアも必ず落とされます
メフメト2世が断念したイタリア征服をこの同盟で果たせるかも
やはりイブラヒムは有能です
提案は検討した?返事を聞きたいの
フィルーゼを追放します
二度と戻らない形でよ
二度と戻れません
嫌疑がかかると困るわ もし私の罪になったらこの密約を陛下に話す
私はやるべきことをする
我が娘はどこに?
フィルーゼを消したら渡す
この間の説得がきいたか?ミフリマーフが少し軟化したようです
フィルーゼの歌を?うっとりするぞ♪
竪琴の腕前も見事だ
私も習いたかった
続けるべきだ
そこへムスタファの皇子誕生の知らせが
あの女と食事してたのね
でも吉報がある
ムスタファお兄様に男の子が
どこが吉報?
屋敷に戻るわ フーリジハンが病気で看病しなきゃ
フィルーゼは?うちに来させて 力を借りたい
明日は皆でマニサにお祝いに行きます
愛するマヒデブランに会いたくて
時が来たらメフメト様も地方に赴任されます
お妃様もここを出ていくことに
そんな先のことを?お前はいないかも
ご提案の件ですがー
フィルーゼは港の船の上です
ーイブラヒム!ヒュッレムの言いなりなの?
フィルーゼ追放!!
ハティジェの屋敷に向かうフィルーゼ
まだなの?いったいどこへ?誰なの?どこへ連れてくの?
船に乗せられるフィルーゼ
そこにはスンビュルが!!