オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜ああイブラヒム⑱ハティジェvsヒュッレム⑦
和解の誘いに一人出向くイブラヒム
皇子ムスタファと結託しているのは知っている←してません
彼を玉座につけたくて陛下に毒を?←やってません
それは重い告発だ
確実な証拠を出すか黙るしかない←イブラヒムはいつも黙ってしまっています
以下Hulu
罪を認めるのね?
お前は陛下に毒を盛れるか?
その質問は何よ?
疑ってはいない お前がやるわけがない
私もそうだ
同じ理由で 私もそんなことは不可能なのだ←二人ともスレイマンを愛しています
じゃあなぜ皇子と密会したの?
その件は陛下にご説明済みだ よって答える義務はない
なんと説明しても 陛下にはそれが本当だと信じるすべがない
今の私のように
それが用件か?
メフメトの地方赴任はお前の差し金ね
皇子なら誰でも希望する
魂胆はわかってる 息子だけでなく私も追い払う気ね←地方赴任に母親がついていくのは通例です
そのあとは何?地方で暗殺?
和解を求めているのかとー
その通り 取引したくて来たの
すぐ陛下の元へ行き国璽を返しなさい
すべての職務を辞すると願い出るの
そのあと帝都を離れ 永遠に戻ってこないこと
その取引の対価は?
お前の命 命だけは助けてあげる
これが提案よ 決断は?
ーヒュッレムは何を言ってるのでしょう?逆もありうるのに
なぜ命は助けてあげるなどと?一方的に?
ワシとハトは取引などしない
なぜならハトは弱くて頼りないからだ
一方ワシは望むときにハトをズタズタにできる
言いたいことは終わり?
終わりねーと立ち去っていくヒュッレム
軍人イブラヒム!!敵をバッタバッタと倒します!!さすが!!カッコいい!!
バカな女だ!とでも言うように笑って見送るイブラヒム
しかし!!そこへ刺客たちが!!
武器も持たずお供も外に置いて来たイブラヒム
危うし!!
が!さすが軍人イブラヒム
強い 強い!!敵をバタバタと倒していきます
もしかして怖いの?
違うと言えば嘘になります
イブラヒム殿を甘くみない方が…
長年 大宰相と総司令官を務めた方です
陛下の毒殺を試みたとは思えません
なぜ?
あの夜 お妃様と同じくらいお嘆きでした←そう!そうなのよ!!見てる人はわかる!!
騙されるな 裏切り者は本当の顔を見せない←自分もね!!
ほとんどの敵をやっつけたイブラヒム
しかしさすがに疲れが…そこへ!!
背中から斬り付けられるイブラヒム泣
敵はすべて倒したものの自分も膝をついてしまいますー
アリバイ工作か?
ヒュッレムはハティジェのところへ
スンビュルはニギャールのところへ
会えばいつも言い合い
私のワクフも始めるの♪
それで罪を消せるとでも?
私への怒りが大きくて本当の罪人が見えていない
彼の歩む道は暗いわよ
何を言いたいの?
かけられた嫌疑は重い
兄上の毒殺未遂なら彼は関わっていない
皇帝の絶対的代理人を14年も務める大宰相にとんでもない中傷だわ!!
ーここでフィルーゼが犯人って言えばいいのに
事実だったら?嫌疑を知りながらよく枕を共にできるわね!
ーだから!イブラヒムじゃないって!!
スンビュルはリュステムにどうなったかを尋ねます
まだないがー生還できまい
それを聞いてるニギャール
大丈夫?イブラヒム
マトラークチュが助けに来ました!
なんてこった!大変だ!!大宰相!!
イブラヒムは生きていました♪
平気だ なんでもない 私なら大丈夫だ
ハティジェ皇女様が急に出ていって心配だとーエライ!ハティジェ
来て正解だったな 誰の仕業だ?もしや…
私を呼び出した者だ
ヒュッレムはイブラヒムを殺したと思い上機嫌です
早く報告して!!
大宰相殿は亡くなられたそうですーついにやったわ!!という顔
スレイマンお呼びだとかー上機嫌なヒュッレム
何をしてたか聞かれ ハティジェのところに行っていたと答えるヒュッレム
イブラヒムは?
いなかったわーこの顔!!
しかし!!廊下の向こうから!!
近づいてくるよ!!
私はイブラヒムの関与を信じておらぬ
信じたくないのね
やっと争うのはやめよ
お前が特別なようにイブラヒムも特別なのだ←そうそう!そうなのよ!!
卑劣で根拠のない言いがかりはよせ
疑うことすら許さぬ
ーとスレイマンに怒られているヒュッレムの後ろを…
怒りに燃えたイブラヒム!静かに怒ってます!!
生きていたイブラヒム!!
スレイマンはその姿にびっくりしてたけどヒュッレムはその存在にびっくり!!
何事だ
陰湿なワナを仕掛けられ側近は死にました
犯人は?誰の仕業だ?
わが大宰相になんたる侮辱!!
驚いて口も聞けないヒュッレム
スレイマンに下がれと言われてやっと口を開きます
お大事に なんで恐ろしい
ご心配なく ご覧の通り無事ですので
ペルチェムは誤報を
この目で見た 大宰相は中よ
陛下に告発するはず
それはないわーなんででしょうか?
でも用心しなきゃ
自分の重傷と引き換えにスレイマンの寵愛を取り戻すイブラヒム
さあ真実を話すのだ
誰がお前に賊を仕掛けた
まず陛下のお命が狙われー次に私です
首謀者は同じかと
疑わしい者でも?
いいえ
ーなんでーーーなんでヒュッレムって言わないのよ!!
証拠がないからね
今まで何度も証拠がないってことで失敗した
ワナにかかったがかすり傷だ
ヒュッレムね!そうでしょう
だから私にあんなことを
あなたの歩む道は暗いと
あの女は暗い道どころか沼にハマってる
だが災い転じて福となすだ
嫌疑は晴れた
そうは言われてもハティジェは許せません
言い逃れするつもりでしょ 何も証拠がないと
イブラヒムに手を出すな さもないと私が許さない
彼を殺そうとしたわね
何の話だか
なぜ私だと?大宰相殿には敵が多い
敵を作る天才ですもの
お前が言う?
ーみんな思いました!
警告したはず 彼の歩む道は暗いと
大宰相は傲慢すぎて 自分が崖っぷちにいると気づいていないー自分もです!
イブラヒムだけじゃない 帝国が危機にある
お前のせいでね
何もかも飲み込む底無し沼がお前よ!
その沼は干上がる!
今まで通りのスタンスを取り続けるイブラヒム だからヒュッレムがこんなになったのにー
なぜ陛下に告発しない?ーみんな思ってます!!
暗殺の首謀者は4人の皇子の母で 陛下の正妻であられる方ですと?
真実だ
真実とは陛下がお望みになりお信じになるものだ
ヒュッレム妃には代償を倍にして払ってもらう
ー今で言う『倍返しだ!!』ですね笑
とにかくイブラヒムはこれまでずーっとこのスタンスです
真実を伝えるのがスレイマンにとってよくないものならば言わずにおくという…
ニギャールがやってきました
リュステムとスンビュルが話していた企みについてです
命に関わる問題とは?
もう仕掛けられた 来るのが遅いぞ!ーからかい気味に
どこでその情報を?リュステムからか!
一方マニサではムスタファ暗殺のため入り込んだ間蝶を探してます
ギュリザール?ディアナ?
今度ばかりはヒュッレム許すまじ!!イブラヒムの仕返しが始まります
殿下は大宰相殿とお出かけです
ヒュッレムはメフメトが殺されるのではないかと焦ります
大変だわ!!あの子が危ない!!
メフメトはイブラヒムと崖っぷちに
絶景ゆえぜひ殿下に 私が昔からよく来ていた場所です 考え事や休憩のために
足元にご注意を
メフメトがいない!!殺される!!
取り乱したヒュッレムはイブラヒムとメフメトの跡を追います
馬車を急がせて!!
たどり着いた崖っぷち
崖の下には倒れている人影が!!
嘘よ そんな!
放して!!メフメト!!
?イブラヒムはエスマヌルのもとに
メフメトは?
かわいい娘よ
私の美しい娘よ
世界一の美女
かわいくてたまらぬ
ーメロメロです笑
崖の下に落ちていたのはペルチェムでした
メフメトの長衣が落ちています
メフメト!!
泣き叫ぶヒュッレム
ハティジェの心配は当たっているのにー
ハティジェはイブラヒムが女であるヒュッレムをあなどっていると心配しています
まんまとイブラヒムの策略にかかったヒュッレム
スレイマンのところにメフメトが殺されたと伝えようとするヒュッレム
メフメトが…
すると元気に現れるメフメト
ともあれ無事な姿を見て安堵して抱きつくヒュッレム
母上どうしたのですか?
ただ悪い夢を見ただけ…
ーイブラヒムと一緒です 証拠がないので何も言えません
この手で殺しても足りない!!
私を殺すほどの力がどこにあると?
子供でなく私を狙え!!
お前に娘を拉致された時私もそう言った!!
混同するな!ーなんで?イブラヒムが言ってることは合ってるのでは?
混同?
ワシとハトの違いを教えたろう
これで分かったか!
私はなんの制約も受けぬ
誰の干渉も許さぬ
お前など論外
覚えておけ!私は無実の者を手にかけぬ
ましてや皇子様方を
ムスタファ殿下と同様にメフメト殿下もお守りする!
必要ならお前や陛下からもお守りする!
なぜかわかるか?
皇子様方は至高の帝国における未来そのものだからだ!!
ーイブラヒム冷静です
それに比べて血が上っているヒュッレム
キーって顔です笑
大宰相にハメられた
巧妙に仕組んでいたのよ
まんまと苦しめられた
生き地獄を味わった
ーと嘆き悲しむヒュッレムですが
自分がイブラヒムにしたこと忘れたの?
殺そうとしたんだよ?
なぜ泣いておる?
メフメトを地方に送らないで お願いよ 怖いの
夢を見たの 悪夢よ 息子を失う夢
どこを探しても見つからない
とても怖くて
吉夢だと思え 悲観的に考えるな
我らの獅子は勇敢な皇子に育った
独り立ちできるよう大宰相が支える
だからこそ怖い
知っての通り 大宰相はムスタファひいき
自分の手で政敵を育てるはずがない
ヒュッレム!!
ーさすがにスレイマンもイライラ
大宰相はあの子も私も排除したいの
危険な状態なのに私しか深刻に考えていない
私が生きている限り お前やメフメトを傷つけることは許さぬ
ー結局スレイマンが危篤だった時に先走ったマヒデブランと同じことしてるのに
イブラヒムとハティジェはすっかりいい感じに♪
イブラヒム いつ帰宅を?
上機嫌なイブラヒム
ハティジェを呼び寄せてキス
どこにいたの?心配したわ
ヒュッレム妃の相手を
きついお灸を据えた これで思い知ったろう
金輪際 我々に手は出せまい
そう願うわ
ーイブラヒム ヒュッレムを侮ってるよ!!
ヒュッレムは絶対諦めない!油断してるとやられるよ!!
いい感じなのでハティジェは気になっていたことをそれとなく聞きます
ニギャールに娘に会う許可を?
恐ろしい早耳だ もはや隠し事はできぬ
私の間蝶があなたを尾行したの
今後は注意することね
ーニギャールのこともジョークにできるほど二人の結びつきは強くなったようです
ヒュッレムの送り込んだ間蝶がムスタファを狙います!
ヒュッレムの命令だと言ったのか?
自白はウソだと?
ただあらゆる可能性が
女はお妃様のお名前を挙げました
殿下のご兄弟のお母上の
女を斬首し この件はお忘れに
だが黙秘すれば後悔しよう
沈黙する限り攻撃は続く
二度と無断で外出しないで
もう子供ではありません
私が望まぬ限り許さない
この世はお前ほど純粋無垢ではない
母に従いなさい お前の幸せしか望まぬ母の言うことをお聞き!
ヌルバハルが妊娠していることがメフメトにバレます
ミフリマーフが伝えました
なぜ言わぬ?
怖かったのです
赤子と殿下を同時に失うことが怖かった
この子を殺さないで
ーエフスンもムスタファにそう言ってましたねー
タシュルジャルがイブラヒムのもとへ!
殿下より重要なご伝言が!!
大宰相殿がお会いになりたいと
こんな時間になんの用?
タシュルジャルはもうついた頃ね
大宰相なら適切に対処してくれる!
ハティジェはシャーを呼び寄せています
ご存知かしら?シャーお姉様をお呼びした
母上が亡くなられた今
兄と姉妹の絆を大切にしたい
やられたばかりのヒュッレム さらに絶体絶命に!!自らが招いたことです
ご注意ください 計略かもしれません
宮殿ではなにもできないわ
言いなさいよ なんの用?
ーそこへ現れたのはー
ムスタファ殿下のもとにお前が送り込んだ暗殺者
陛下にご報告すべく連れてきた!!
ーヒュッレム絶体絶命!!
ついに あらゆる悪行の代償を払う時が来たぞ
なんのつもり?ーとしらばっくれる作戦のヒュッレム
否定しようが真実は明らか
今度こそ終わりだぞ
自分の犯した数々の罪を振り返るがいい
お前が皇子の暗殺を命じたこの間諜は 明日 陛下の御前に引き出される!!
あー本当絶体絶命ヒュッレム
私への中傷は許されない お前ごときでは絶対無理
陛下が信じると思う?
墓穴を掘りたいなら話せば?!
計略だと見破ってお前を嫌悪なさる
ご勝手に!
ー焦ってるからかいつも以上に饒舌なヒュッレム
笑ってしまうイブラヒム
ギュルニザールがいた!!
なぜ敵の手に?
口を割ったんだわ!何を吐いたやら
あの女はリュステムの推薦 直ちに彼に伝えなさい!
朝までに始末せよと
さもないと私たち全員終わりよ!!
またここでも軍人イブラヒム!!チョー強いです!!
イブラヒムの屋敷に
ギュルニザールを葬りにきた間者
物音に気づいたイブラヒム
扉ごと蹴り飛ばします!!すごい!!
俺の情報を流してるだろう
俺を売ったなら容赦しない
気を付けろ 危ない橋を渡ってるぞ
あなたこそ危ない橋を渡ってるのでは?
ヒュッレム妃に仕える代償は大きい
ーリュステムが見つからないとスンビュルから聞き
自分の行き先を覚悟するヒュッレム
いよいよヒュッレム 運命の朝!!
一方 イブラヒムは爽やかな朝を迎えます
ヒュッレムを見つけ笑顔で挨拶をするイブラヒム
どうなの?リュステムは?
どうやって女を始末するの?
どんなことをしても 女の口を封じるのよ!!
ー焦ってます!ヒュッレム
一体リュステムはどうしたのか?!!このまま?
ーするとギュルニザールがスレイマンのもとへ運ばれる道中 ギュルニザールの母親を連れたリュステムが!!
母親を人質にして シーッと黙るようにと伝えます
お耳に入れるべき重要なお話が
まもなく女が参ります ムスタファ殿下の宮殿にいた側女です
ーギュルニザールが連れてこられます
殿下のお命を狙ったとのこと
ムスタファは?
ご無事です ご安心を
ーテラスを見上げるヒュッレム
幸い暗殺は未遂に終わりました
この女は何ヶ月も潜伏
マヒデブラン妃が密書を発見なされ 計略が露呈しました
殿下が間蝶を見つけるべく調査を開始されると
この女が慌てて暴挙に
何者だ!おまえの主は?
ードキドキのヒュッレム
ーヒュッレムのもとへスンビュルが何か報告に
ギュルニザールは来るときに見かけた母親と シーッとやっているリュステムの姿を思い浮かべています
何者か答えよ!誰の命令だ?
ベフラム殿です
ベフラムとは?
ペルシャの間蝶です タフマースブ王の命令だと
ー驚くイブラヒム
陛下 その… そんな男の名前は初めて出てきました
尋問は殿下自らが行われましたが
暗殺を命じたのはヒュッレム妃だと
何を言う!!と驚くスレイマン
あなた方がそう言えと!
命と引き換えにね!!
どうせ殺すんだわ
そうはさせない
ーと言ってギュルニザール 走り出します
あっという間に飛び降りてしまいました…
驚くイブラヒム
リュステムにでかしたと伝えて
ギュルニザールの家族については一生困らぬだけの面倒を見るように
ーやりましたヒュッレム
どういうことだ!!今すぐ説明せよ!!
何者かが陛下の毒殺を試み
次に私を襲い 今度は殿下に牙を
あの女をマニサに送り込んだ者は 我々を敵対させるつもりです
ー必死に弁明するイブラヒム
いつか我が友が敵となるならば それは本人の行いの結果だ
ーああヒュッレムの言う通りスレイマンに嫌悪されました
まさかギュルニザールが最後の最後に裏切る?とは
それにしても母親を人質にするとはなんと卑劣なリュステム!!
そしてなんと運のいいヒュッレム!!
訳がわからないまま物事があっという間に進み
自分が窮地に陥ったイブラヒム
さっきとは打って変わって暗澹たる気持ちでテラスから顔を出します
それを見たヒュッレム
わざと顔を出し
ほらね 言ったでしょ?
とでも言うような顔でイブラヒムを見上げます
ヒュッレムをやり込めて油断してたわね!イブラヒム!!千載一遇のチャンスだったのに
なぜ女は心変わりを?昨日すべて認めたのに←リュステムが一枚上でした
ヒュッレム妃に忠実で代わりに罪を被ったのだろう←違います!母親を人質に取られて仕方なくです!
どうする?女は大宰相を糾弾した
陛下は真実をお知りになりたいはず
真実はお伝えした ヒュッレム妃の命令だとな
だがーお信じになるかはわからぬ
ーすっかりイブラヒムの負けです
なんでヒュッレムにギュルニザールを会わせちゃったのよー!!あなどりすぎよ!!
おかげで九死に一生を得た
一難は去ったけど大宰相が黙っていない
イスケンデル派の排除で大宰相は政敵を増やしました
大宰相は皇帝のお気に入り
陛下の寵愛を失えばよい
何度試してもいつも許されてしまう
陛下のお目こぼしでね
ーリュステムはきっと あなたもです と思ってるでしょう笑