オスマン帝国外伝〜愛と欲望のハレム〜ああイブラヒム⑬ハティジェvs ヒュッレム②-3

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イブラヒムはスレイマンから遠ざけられます なかなかお目通りかないません

或夜やっと呼ばれますがー

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私に何の話がある?『スルタン』のことか?
我が妹を裏切った話か?

ーもう逃げられません イブラヒム

何度も警告したろう 私に隠し事をしても強くなれぬ 臆病になる
瞳にまた恐れが宿っておる

ただの浮気を打ち明けられましょうか

ただの浮気なら耳に入ることもなかった

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だが何年も関係していたと聞く 2人の家まであるとか
女の腹にはお前の子がいる

お前は己の別世界を作った 私とは別の世界を
秘密の世界を作ったのだ←多分これが一番スレイマンには悲しくて許せないことなのでしょう

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感謝しろ 妹は離縁を諦めた 許したのだ
理性の効かぬ愛ゆえに 子供もおろう

だが私は?
どう許せばいい?←許す前提で言ってくれてる?

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お前は友人であり兄弟だった←過去形 泣
唯一求めたのは絶対的な忠誠心だ

傍証もある
自称『スルタン』をどう説明する?

ーお前は己の傲慢さに負けた

…本当になんでそんなことをしたんでしょう?スレイマンを尊敬してて自分が一体になった気になってしまったのでは?傲慢ではなく愛ゆえにー

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振り向く度お前は落とし穴にいる←そんなに何度も?笑
私は毎回 手を差し伸べてきた

今回は助けぬぞ イブラヒム
自分で穴から出るがいい もしくはそこで朽ちはてよ

一度も何も弁解せず退出するイブラヒム
それを悲しい眼差しで見続けるスレイマン

二人とも愛ゆえにと思うのは綺麗すぎ?

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出てきたイブラヒムに声をかけるマトラークチュ

皇女様が私を許し離縁しないとー

そりゃよかった なぜそんな顔を?うれしくないのか?

それ以上に悲しい
私は陛下の御心を深く傷つけた

…ってわからなかったの?イブラヒム
ということはやっぱりスレイマンを裏切ったりする気はまったくなかったってことだよね なんかスレイマン一途すぎて訳が分からなくなってる?

後宮では例の女探しでさまざまな事件が

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マヒデブランはムスタファを相変わらずけしかけてます
ヒュッレムといい、我が子にこういう風に言い続けるのってどうなんでしょう

私の安らぎはお前よ 願わくばこの宮殿で一緒に幸せに暮らしたい
そろそろ孫が欲しいわ 歴代皇帝は戴冠する時皇子がいた
お前は帝国の未来 皆の注目が集まってる
その腕に男の子を抱いて皇統がどう続くのか万人に理解させるの 高貴な血はお前が引き継ぐ

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まだ女が誰かわからないの とヒュッレム

そこでー

ギュルシャーがファトマを脅して女が誰か聞き出そうとします さもなきゃ皮を剥ぐよ!

そこへアフィフェがー

お前は完全に自制心を失ったね

足叩きの刑ですー

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今度は何を?

ファトマを問い詰めて女が誰か聞き出そうと

誰が命令した?私がやらせたと思われるの!!
勝手に行動するなと言ったでしょ!!

私にも考えが…

豆粒ほどの脳を働かせてもこのザマよ

顔も見たくない!!

ーギュルシャーはいつもこうです
懲りませんねー

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ニギャールに向かって

あんな者に私を任せるとはー母后様もダイェに同じことを言ってましたね 相手もギュルシャーでした ギュルシャーって誰に付いても

…泣

お妃様はあの者をよくご存じです
いつまでもおそばに置かないはず

その賢さが好き♪
私のために働く時に限ってだけど!

遠征先ではスレイマンがイスケンデルの進言により決めたバクダッドへの行程が困難を極めてます

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このままではバクダッドに着く前に大勢が犠牲にー

私の危惧した通りだ

イスケンデルのもとへ行き窮状を訴えるイブラヒム

兵士は病で弱り大砲は泥に埋もれている
お前は高みの見物か!

指揮は執っています 最小限の被害で済むはずーと意に介さないイスケンデル

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ハティジェに命令されて書かれたアフィフェからの手紙をリュステムが手に入れます!

陛下の側女の1人が首を吊りました
殺人であることは明らか
犯人は不明ですが皇女様はヒュッレム妃を首謀者とお考えです

この手紙を読み終えると破り捨てるリュステム

ああ!この手紙がスレイマンに渡っていたら!!
側女の1人としか書かれてないからフィルーゼか?と思って激怒するかも!ヒュッレムのトドメを指すような手紙だったのに!!

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イブラヒムはイスケンデルの作戦が失敗だったとし その責任をスレイマンに問います

大宰相は軍の窮状をお前の責任だと
言い分は?

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受け入れられません 私は任務を果たしています
タブリーズへの進路変更が問題でした←って自分がそう仕向けたのに

窮状は大宰相の責任!

陛下 我々は遠征に出る前イスケンデルの経験を信頼しました 彼の進言に従った結果 この惨状です

ー裁判が開かれることになりました